検証|自動売買の開発・検証

過去データで何を確かめたか

自動売買のバックテストを見るときに、期間、対象、取引回数、費用、損失、最大下落をどう確認するかを紹介します。

検証
順を追って確認

はじめに

バックテストは、利益の数字だけを競うものではありません。どの期間と銘柄を使い、何回取引し、費用や途中の下落を含めてどうなったかを一組の条件として読みます。

しっかり者の女性キャラクター

利益が大きいバックテストを選べばいいの?

期間も件数も見ずに数字だけ選ぶと、たまたま当たった案を名人扱いしてしまうで。

サイト案内役のおっちゃんキャラクター
女性キャラクターの返答

同じ条件で比較できる情報がそろっているかが先なんだね。

期間と対象を先に確認する

成績を見る前に、検証した開始日と終了日、対象銘柄、取引できる時間帯を確認します。上昇が続いた時期だけの結果と、下落や方向感のない時期を含む結果は同じ意味ではありません。

条件を考えるために使った期間と、考えた後に確かめる期間も分けます。結果を見ながら条件を直し続けると、その過去データにだけ合う仕組みになりやすいためです。

  • 検証の開始日と終了日
  • 対象にした銘柄と市場
  • 条件を作った期間と後から確かめた期間

取引回数と偏りを見る

少ない取引だけで大きな利益が出ていても、別の相場で同じ傾向が続くかは分かりません。一方、件数が多くても、一部の銘柄や短い時期に利益が集中していれば注意が必要です。

勝った回数だけでなく、勝ちと負けの大きさ、年ごとの違い、特定の銘柄を除いた場合の変化も確認します。

  • 売買した回数
  • 利益が特定の年や銘柄に集中していないか
  • 勝率と1回あたりの利益・損失の釣り合い

費用と途中の下落を含める

売買には手数料や価格差などのコストがあります。値幅が小さい取引ほど、費用を入れる前と後で評価が変わることがあります。

最終利益がプラスでも、途中で資産が大きく減る仕組みは続けにくいものです。最大の下落を確認し、想定する資金で無理なく続けられるかを判断します。

  • 手数料などの取引コスト
  • 手数料反映後の損益
  • 途中で最も大きく減った幅