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クラブ活動をテーマにした自己PRもよくあるPRの1つ。多くの学生が使うため差別化が必要です。ここでは、クラブ活動の経験を自己PRにする際のポイントについて解説します。
よくある質問に「課外活動について」「学生時代に頑張った事」があります。自己PRにクラブ活動の話を使う場合は、これら質問にはクラブ活動以外のネタを用意しておく必要があります。よくないパターンとして…
自己PRは?
テニス部でリーグ優勝を果たしました。
学生時代に頑張った事は?
大学のテニス部です。
課外活動は?
大学でテニスをやってました。
さすがにこれは極端な例ですが、同じテーマで複数のPRをしない事を意識して各種PR文を考えましょう。
クラブ活動の自己PRで圧倒的に多いのは粘り強さをPRした内容です。私が保管しているクラブ活動をテーマにした自己PR を調べたところ、主なPR内容は以下の通りでした。
すごく多い
粘り強く頑張る
そこそこ多い
あまり見ない
つまり、「粘り強さ」をPRする場合、多くの学生と競合する事を意識しておきましょう。
粘り強さをPRするという事は、他の学生との粘り強さ競争になります。こうなってくるとどんな結果を得たのか?が重要になります。
どう粘った?その結果どうなった?
となるのは自然ですよね。
多くの学生が粘り強さをPRしてくる事を想定した場合、それなりの結果がなければ別の視点でPRした方が好ましいとも言えます。それに、何に対しても粘り強く頑張って成果を残す学生だったら素晴らしいけど、ちょっと意地悪な見方をすれば次のようになります。
粘り強いのは興味のある事だけだよね?粘り強く頑張れる学生だったらきっと成績も良いんだろうね…成績は優が大半なんだよね?
色々な自己PRを調査した結果、私が良い感じと思ったのは以下の内容です。
普通の企業の場合、入社1年目から大きな成果を求めません。1年目は研修等で基本を教え、2年目以降に備えるものです。2年目でも大きな成果を期待するのは稀かもしれません。基礎の大切を分かっている学生さんは安心感があります。
入社後、未経験の仕事を教えるわけです。そんな時、上司の指示を素直に聞く新人は好印象です。仕事が出来ない人は、「話をしっかり聞かない」「同じことを何度も聞く」 といった特徴がある事を社会人ならみんな知っています。
独自の工夫は自己PRでは個性が出しやすいのでおすすめです。社会に出ても工夫により業務を効率化したり、難題を解決する事が求められます。あなたらしい「工夫」を自己PRにして下さい。
「基礎を大切にする事」をテーマにした自己PRの1例を紹介しておきます。
「基礎を固める人になる」
私は剣道を14年間続けています。
剣道は基礎に重点を置くスポーツです。
私は最初の5年間、防具も着けずに基礎練習をやっていました。
試合に出ることもでず、基礎体力作りのため、腕立て伏せ、腹筋、背筋を各100回、素振り300回など同じ事を繰り返していため、「やめよう」と何百回も思いました。
しかし、防具をつけ、昇級審査や試合にでるようになると剣道が面白くなり、市の大会ではベスト8になり、剣道二段にもなった。
基礎を学び、応用することで「面白さ」や「やりがい」がわかります。
私は、何事も基礎をしっかり固め、応用できる人になりたいです。
この自己PRの良いところは粘り強さをPRしなくても、文章から粘り強さが伝わるところですよね。結果も残しているため、説得力もあります。
文章構成は改善の余地がありますので、私なりに修正してみました。
私を基礎を大切にする事を信条としている。
14年間続けている剣道では、基礎体力作りのため、腕立て伏せ、腹筋、背筋を各100回、素振り300回など同じ事を〇年間繰り返した。「やめよう」と何百回も思った。
しかし、昇級審査や試合にでるようになると剣道が面白くなり、大学〇回生では市の大会ではベスト8になり、剣道二段にもなった。
基礎を応用することでさらに次のステージがあり、そして「面白さ」や「やりがい」の素晴らしを実感した。
私は、貴社の〇〇の仕事においても、基礎をしっかり学び、いずれは、□□を達成したい。
文章構成の補足です。以下のストーリーを意識してまとめました。
自分はどんな性格か?
STEP1の性格だから出来た事を書く
STEP1の性格だからSTEP2を成し遂げて、そして新たな発見をした。
つまり、STEP1+STEP3の能力を能力を身につけたわけです。
「STEP1とSTEP3の能力があるから活躍出来ます」という事をPR。
今回は「基礎を大切にする事」をピックアップしましたが、他のテーマが悪いとういわけではありません。
どういった具体例を説明するか?
これが大事です。具体例次第でより強く訴えかける事ができます。
どんな経験をして、何を成し遂げたのか?それがあなたらしさを表現していれば、採用担当者はそれを評価します。まずは核となる具体例をしっかり考えましょう。それが決まればストーリを組み立ていけば自己PRは完成します。
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