主要転職サイトではリクナビNEXTで在宅勤務OKの検索条件で求人を探せます。コロナウイルスで違和感がなくなった在宅勤務…在宅勤務OKの求人はおすすめなのか?を検証します。
在宅勤務OKの求人が1%以内!!
コロナの影響で在宅勤務OKの会社が急増!もはや在宅勤務OKは当たり前の世の中…と思って転職サイトを探してみたら・・・在宅勤務OKの会社は1%未満でした。これって少なくない?って思ったので細かく分析してみました。
在宅ワークOKの企業の特徴
2020年9月10日現在、リクナビNEXTで調査した結果、全求人数は約44,000件、在宅勤務OKは340件でした。
※ リクナビNEXTの検索条件の「働き方」で検索
求人の傾向としては、以下の通り。 大手保険企業、大手通信系企業、大手電力企業、大手自動車企業、大手コンサル企業、IT系全般
コロナ前は在宅勤務OKの求人は契約社員等、やや条件面で劣るケースが多かったのですが、今は大手企業で正社員募集の求人がたくさんありました。大手企業が多いので、当然条件も良く、年間休日120日以上は当たり前、年間休日130日以上という企業も目立ちました。
在宅勤務OKの会社=福利厚生が充実!かも
在宅勤務OKで求人募集するのは難しい
メディアの情報だと在宅勤務に対応しているのが当たり前、在宅勤務に対応出来ていない会社はブラック企業!のような勘違いをしてしまいそうな場面もありますが、在宅勤務に対応している企業は一握りという事です。
それでも1%は少なすぎないか?その原因は?
そもそも在宅勤務OKに出来ない職種が多い。身の回りをよく見てみましょう。医薬品、衣服、消耗品…それらを製造する人は在宅勤務なんて出来ません。サービス系もそうですよね。在宅勤務が可能な人は一部の職種です。
次に、企業視点で考えてみましょう。今はコロナだから在宅勤務OKの企業でもこの先は分かりませんよね。そんな状況で在宅勤務OKで求人を募集するのは簡単ではありません。在宅勤務OKを前提で雇用してしまうとそれを覆すのは大変です。
在宅勤務はOKとは書かないけど、今はOKだよって企業はそれなりにたくさんあります。他には、交代制で在宅勤務にしている企業だって多いですよね。出勤前提なので「在宅勤務OK」で求人募集はしにくいですよね。
在宅勤務OKの会社は最先端!
現時点では在宅ワークOKの求人はごく一部。ただ、在宅ワークOKの流れは止まりません。米国の大手IT企業は在宅ワークへ移行する流れになっています。例えば、Faicebookは今後5-10年で従業員の半数程度を在宅ワークにする方針。twitterは永遠に可能といった情報もあります。
在宅勤務OKの会社は福利厚生が充実
現時点で在宅ワークOKを断言する会社は時代の流れに沿った企業であり、これが可能な企業には大手企業が多い。大手企業の場合、年間休日が多かったりと、福利厚生も良い。そういった意味では在宅勤務OKの求人は侮れません。
IT企業の中には超ブラック企業が隠れているので注意が必要ですが、自分が狙っている業種で在宅勤務OKの会社があれば、福利厚生をチェックしてみましょう。
在宅勤務にこだわり過ぎるのは要注意
在宅勤務OKの会社は福利厚生が優れている可能性がありますが、会社で出世したい人は在宅勤務OKにこだわらない方が無難です。特に一部社員が出勤しているケース。
こういう会社は在宅勤務しているうちに、自分だけ取り残されていた…という事になるかもしれません。また、古い考えの上司が多い場合は、在宅勤務をよく思っていないかもしれません。
国がコロナ終息に向けて在宅勤務を推奨してるからといって、転職時にそれが当たり前と思わない方が良い。組織に属す以上、国のはっきりしない方針よりも、企業の方針を重視せざるを得ません。
よって、本当に在宅勤務を必要としている人以外は、あくまでも参考でお宝探し程度の検索条件と考えておく方が無難という事です。