転職する時には転職サイトを利用して活動する人も多いですよね。
この会社良さそう!って思った時も、応募する前にもう一度求人内容をよく読んでみて。
応募前に条件の良い求人の裏に隠された矛盾点に気付くことができるかもしれませんよ。
転職サイトを見る前に絶対に譲れない条件を整理しよう
転職をこれから始めようと思って転職サイトを利用する方は、 できるだけ良い条件で自分に合う長く働ける会社を探したいと思いますよね。
転職サイトの求人数は大量にあるので、100%こんな会社が良いという条件には合わなくても、自分がいいなと思う条件にかなり近い会社をいくつも見つけることが可能です。
ただ、一つ注意して欲しいのは条件が良い一個のことに気を取られて、 その会社の隠されたブラック要素を見逃してしまうこと。
そのブラック要素を嫌だなと思う気持ちが条件の良さを上回れば、急激に辞める方向に気持ちが向かっていってしまいます。
せっかく入社した会社をすぐに辞めて無駄な職歴を増やさないためや、無理して働いてストレスを溜めないために、譲れない条件と併せてこんな会社には絶対に入社したくない!という ブラック条件も整理しましょう。
書き出してみてから転職サイトを見ると正しい判断ができるようになります。
矛盾その1:残業時間がおかしい!?
数字というのはその会社の条件が実際はどうなのかを判断するために参考になるものです。
その数字がおかしい場合は要注意。本当の条件はもっとひどいかもしれません。
実際にあったのは、「残業は月初の5日程度で後は定時の17:30に帰れます※残業時間は月30時間以内」という求人サイトの矛盾。
これではその5日間はどれだけ残業しなくちゃいけないの!?と思ってしまいますよね。
このような矛盾の場合は※以下が正しくて、日々残業は発生するけれど特に月初の5日はいつもより残業時間が長くて終電近くなることを覚悟しといてね、ということを意味しています。
ひどい時は30時間で残業時間が収まらないけどそれは仕事をこなすスピードが遅いから…と社員のせいにされてしまうこともあるんです。
矛盾その2:長期休暇が長い!でも年間休日は◯日!?
夏季休暇や年末年始などの長期休暇が長いのって嬉しいですよね。
長期休暇が長い会社は求人サイトでもそれを売りにして、強調して書いていることも多いです。
ただし、 長期休暇が長い=休みが多い会社と安易に考えるのは危険です。
年間休日が書いていなかったり、長期休暇が長い上に土日休みと書かれているのに年間休日が105日と書いてある場合には週6出勤が多い可能性も…。
年間休日で判断する応募者が多いことは企業もわかっていますし、そこで 長期休暇の長さだけ強調して年間休日を書かないのは明らかに変ですよね。
1回の長期休暇が長くない企業でも年間休日は120日あるはずなので、土曜日出勤ありと書いてあったり、完全週休2日制でない場合には「社内カレンダー」という言葉で誤魔化されているだけかも!
社内カレンダーが週6出勤になっているなら当然代休も取れず、更に有給が取りにくい環境なら疲れはどんどん溜まってしまいます。
長期休暇が長い=休みやすい会社、という訳ではないので気を付けましょう。
矛盾その3:ビジネスチャンスって転職サイトに書いているのに赤字!?
赤字なのに人が足りないから転職サイトを利用して欠員補充をしようとする会社もよくあります。
企業が赤字なのに無料のハローワークを使わずに有料の転職サイトを使う理由は、 ハローワークよりも転職サイトの方がブラック要素を上手く隠せて、実際と違うことがバレても大事になりにくいからでもあります。
赤字の企業は赤字であることを隠したくて、今こんな状態だからこの仕事はビジネスチャンスなんだ!ということをもっともらしく書いたりします。
でも、ビジネスチャンスということはそのチャンスにまだ上手く乗り切れていないっていうことでもあるんですよね…。
転職サイトの情報だけを信用して騙されないために大切なのは、ホームページや信用情報などを見た時に、売上や資本金が増えているかを確認すること。
従業員の数はあまり変わらないのに売上がガクッと落ちていたり、信用情報に載ってこない時にはかなり怪しいと思っておいた方が良いかもしれません。
赤字ならボーナスが出ない可能性が非常に高いので、ボーナスありと書いていても一度もボーナスが出なくい場合もあります。
また、昇級もしないために入社した年からずっと年収が上がらないという困ったこともあるんです。
求人の矛盾に気付くには?まとめ
入社した時に後悔しないために見破るべきポイントは、数字という誤魔化せない矛盾に注目することでわかることが多いです。
書いてあることの全てを信用しないで、これはちょっと矛盾してるかも!?と思ったら客観的にもう一度求人内容を読んでみてくださいね。
中には転職サイトに嘘は書きにくいと言った理由で、面接まで本当の条件を言わない会社もあります。
転職サイトを見るだけで条件がグレーな会社は振るい落として、いいなと思った会社でも気になったことがあったら面接で突っ込んだ質問をする事が大切です。