転職サイトで転職活動をする場合には自分自身で求人案件を検索し、見極めて応募をすることになります。転職エージェントを利用する場合と違って、実際の職場の雰囲気などの追加情報がないために、ネットに載っている情報ですべてを判断しなければなりません。
会社側は良いところのみをPRしがちである
会社側の立場で考えると求人情報には当然自社の都合の悪い情報は載せずに、 良い情報のみを掲載したいというのが本音です。
一人一人が抱える仕事が多く、とても忙しい職場なのに「やりがいを求めたい人にはおすすめ!」とか「○○のスキルや経験が得られる」などという、 読み手に魅力的な表現に変えるのはよくあることです。
求人情報には当然応募者が働いてみたいと思うような、会社の良い点ばかりたくさん掲載されています。
会社側は人材採用に苦戦している場合も多く、多くの応募者というよりは優良な人に必要な人数分入ってもらいたいと思っています。
しかし、 中途採用市場でも会社側が満足いく人材を採用するのはなかなか難しいものです。そこで良い情報をたくさん掲載して良い人の目に留まるように、と願って掲載情報の内容を決めています。
会社にもよりますが、 多少は大げさな表現などが含まれている場合もある思った方が良いです。求人情報の表現を鵜呑みにしないようにしましょう。都合の悪いところはわざわざ載せていないと思った方が良いですね。
PRポイントの裏側を考える事をおすすめしたい!
求人情報に掲載されているPRポイントは一見良い条件のようですがよく考えてみるとかえって不利な条件を良く見せているだけの場合もあります。例えば以下の例を参考にしてください。
社員食堂も完備!
→会社の近隣に店がない、食堂以外でお昼が食べられない場合がある
入社数年で管理職に登用!やる気を評価します!
→入社数年で大きな責任を負う仕事に就く可能性がある
チームで仕事をするから先輩がいつでもフォローしてくれる
→先輩と密接に関わりながら仕事をしていかなければならない そのPRポイントもそれ自体が悪いわけではありません。これらの環境を働きやすいと感じる人も当然たくさんいるでしょう。
しかし、実際に自分がその環境で働くことを想像してみて下さい。上記の場合で言うと、お昼は一人で食べたいと思っている人、一人で大きな責任が負うのが苦手な人、一人でもくもくと仕事をしたい人には向かない求人ですね。
このようにPRポイントから実際にどんな職場なのかを想像してみましょう。自分の基本的な志向とは合わないような場合には応募を辞めた方が賢明ですね。
応募するに値する求人条件なのか自分で総合的に見極めよう
見方を変えると、転職サイトの求人情報からだけでも多くの情報を得ることができますね。文字通りの言葉に惑わされずに、自分で求人情報から読み取れる職場風景を想像してみましょう。
せっかく採用されても、実際に自分が続けていけそうな職場でなければ転職をする意味はありません。転職サイトを利用する際には求人の閲覧の段階でできるだけ多くの情報を読み取り、本当に自分が働いていける職場なのかをよく考えて応募をするようにしましょう。