転職エージェントのサービスは無料で受けれますのでお気軽に・・・とはいうものの、利用するからには最大限にその恩恵に与りたいものです。
そのためには、キャリアアドバイザーに自分の考え方をはっきりと伝えなければなりません。
そうすることで、自分に適した求人を紹介してもらえたり、アドバイスもしてもらえます。
ここでは、転職エージェントの面談ではどのような事を聞かれるのかを紹介していきたいと思います。事前にその回答を考え、自分の想いを正確に伝えましょう。
競りにかけられるマグロ気分で面談に臨みましょう!(ちょっと違うか…)
初回の転職エージェントとの面談で聞かれる事
転職エージェントの初回面談は非常に重要。転職エージェントから紹介できる企業がないと判断されればそれで終わりです。
自分をPRし、それを評価してもらえる事で、転職エージェントのサービスをフルに引き出す事が出来る事を覚えておきましょう。
現在の仕事の内容・状況
職務経歴書に書いていたとしてもこの質問はよく受けます。簡潔に答えれるようにしておきましょう。
キャリアアドバイザーは、本人の口から聞きたいという理由もあると思いますが、こういった質問からコミュニケーションをとることで、次第に信頼関係を築き、本音を聞き出したい想いがあります。
転職したいと思った理由
これは100%聞かれます。キャリアアドバイザーからすれば、転職理由さえ聞けば、どのような考えがあって、次はどのような仕事を希望しているのかがだいたい思い描けます。
今(前)の仕事にどのような不満があって転職を考えたのか? また、次の職場ではその点が解消されれば良いのか?など伝えるようにしましょう。
希望する仕事
転職理由とも関連しますが、自分がどのような仕事に就きたいかを整理しておきましょう。
自分のしたい事がはっきり分からない場合は正直にそう言いましょう。 現在の自分のキャリアからどのような可能性があるか?色々な道を提示してもらえると思います。
自分のPRポイント
自分の強みを明確にしておきましょう。 これは、自分のどういった能力を生かせる仕事を探しているのかを明確に伝えるために必要です。
説明する際は、どのような場面で役立つ能力であるか?今までの仕事の中でどのような場面で役立ったことがあるか?など具体的に説明できるといいですね。
転職はいつ頃を考えているか?
今すぐなのか?数ヵ月後なのか?それとも良い企業が見つかった場合なのか? キャリアアドバイザーが支援していく上で重要な事なので正直に答えるようにしましょう。
職務経歴書の重要性
転職エージェントとの初回面談までに職務経歴書が必要となります。転職エージェントを利用しなくても転職活動では必須の応募書類です。WEBサイトからの登録前には概ね完成させておく方が好ましい!
なぜならば・・・キャリアアドバイザーは職務経歴書等の内容から応募者がどの程度のキャリアを持っているのかを確認します。
場合によっては、面談にさえ発展せず、メールでお断りの連絡が届き、転職エージェントのサービスを受けれない事もあります。
私がこれを経験したのはパソナキャリアに登録した時です。また、面談に至ったとしても、応募者に魅力がなければ、表現は悪いですが煩雑な扱いをされる可能性もあります。
極端な話となりますが、転職エージェントにとっては、
となるわけです。
我々求職者は商品である事を自覚し、より良い商品であると転職エージェントに認めさせる必要があります。
そうすることで、担当のキャリアアドバイザーのサービスをフルに引き出す事もできます・・・まあ、やや過剰表現だと思いますが、これぐらいの意識は必要だと思います
よって、転職エージェントに提出する職務経歴書等は真剣に作成し、魅力ある内容にしなくてはなりません。
完璧な内容でなくても、自身が転職エージェントにとって商品価値があって、企業に紹介できるレベルである事を認めさせるぐらいにはしておく必要があるでしょう。
そこまで完成していれば、キャリアアドバイザーの添削等で一層完成度の高い職務経歴書にする事ができます。
登録者は商品だ!ぐらいの認識がちょうどいい
みなさんからの体験談・口コミを拝見していると、転職エージェントについて間違った解釈をしている方がいらっしゃいます。例えば、
自分の希望している求人を紹介してもらえない。この転職エージェントは使えない!
途中から求人の連絡が来なくなった。担当のキャリアアドバイザーが仕事しない!
入社したら聞いていたら情報と異なった。あの転職エージェントは儲けのために私を犠牲にした!
といった内容です。
転職エージェントはあなたの転職をサポートしてくれますが所詮サポートです。企業に売れるからサポートします。
時々、転職エージェントに依存してしまう方がいますが、そういった方は要注意です。ここではこの辺りについて説明したいと思います。
転職エージェントと登録者の立ち位置
まずはじめに転職エージェントと求職者の立ち位置について解説します。
前提:転職エージェントがお金を貰っているのは求人を出している企業
転職エージェントは営利目的の企業です。極端に言えば、転職エージェントにとってのお客様は求人を出している企業で、求職者は商品です。
そして、商品の魅力をいかに引き出すかが売り手のテクニックです。
私の能力じゃ商品価値がないから、転職なんかできないのでは?どこの企業も紹介してもらえないのでは?
あなたの能力なら〇〇で活躍出来ますよ。こんな求人いかがですか?
転職をしたい全ての人が能力の高い人ばかり人じゃありません。確かに何にも能力のない人は転職できませんが、普通は何かしらの能力は持ってます。
キャリアアドバイザーは、求職者の能力を見極め、どこの企業なら生かせるかを判断して紹介します。一方で、キャリアアドバイザーが見込みがないと判断した場合、適当に企業を紹介したり、音信不通となってしまうケースがあります。
このようにキャリアアドバイザーは求職者の能力を上手に引き出し企業に紹介するわけですが、見込みがないと思われたら適当にあしらわれる事もあります。
素晴らしい人材(商品)である事のPRが大事
キャリアアドバイザーの豊富なサービスを受けるには、自分の能力をPRし、自身が素晴らしい商品と認めさせる事も重要です。
また、転職に真剣に取り組んでいる姿勢を表現する事が大切です。そうすれば、キャリアアドバイザーも真剣に接してくれ、転職のプロを味方に付ける事もできるでしょう。
「サービスを受けれる事が当たり前」と考えている人は大きな間違いです。自身を上手にPRし、転職エージェントを有効に利用するという姿勢が大切です。