求人広告を出している企業によっては、複数の転職サイト、企業のホームページ、ハローワークに求人が掲載されている場合があります。
この場合、どこから応募したらよいのか、採用の条件は変わらないのかなど、気になるところですよね。
今回は、どこから応募するのが有利なのか?どこでも同じなのか?を解説します。
転職サイトからの応募がベスト
結論から書くと、転職サイトからの応募がベストです。企業HP、ハローワークからの応募は多少なりともリスクや不安があります(この辺りは後程…)。迷わず転職サイトから応募するようにしましょう。
複数の転職サイトに掲載されている場合は?
大手企業や、大量募集・常時募集を行っている企業は、複数の転職サイトを使っていることも多々あります。そういった場合、どの転職サイトから応募するのがよいのでしょうか?
まずは、自分が使いやすいところから応募するのが最もスタンダードなやり方です。きっと複数の転職サイトに登録している人が多いですよね。
メインで利用しているのは一つか二つに絞られると思うので、それらを比較して、使い勝手のよい転職サイトを、自分で決めてしまって大丈夫です。
大手転職サイトが安心
出来るだけ「大手の転職サイト」をおすすめしたいです。その理由は、ただ単に、安全とか、セキュリティの問題とかだけではなく、人事担当者の業務に関わってきます。
人事担当者は、複数の転職サイトから応募を受け付けるので、タイミングや受け付け方法などがどうしてもバラバラになります。
そんな人事担当者の業務を軽減するための様々なシステムが大手の転職サイトには充実しています。
また、それだけ登録者数も多いので必然的に応募者も増えます。応募者が多ければ他転職サイトよりもまめにチェックするのはごく自然なことです。
つまり、人事担当者にとって使いやすく、よく見ている転職サイトがより安全でおすすめということです。
応募の際は、各転職サイトで待遇などに違いがないか、念のため確認しておきましょう。
転職サイト
企業ホームページに採用ページがある場合は?
企業が独自で作っている企業ホームページには、「採用情報」などのページもありますよね。この企業ホームページからの応募は「NG」ではありませんが、あまりおすすめしません。その理由は大きく三つあります。
一つ目は情報が最新かどうか不明
ホームページはあっても、作った時のまま放置されていることもありますし、一年に一回しか更新しない企業は多いものです。
TOPページの「最新情報」や「NEWS」にあるトピックの日付などから、更新された日をチェックするようにしましょう。
また、例えトピックの日付が新しくても、採用情報のページは放置されている可能性も十分にありえます。給与や待遇など、最新の情報だとは限らないので、注意しましょう。
メールアドレスが機能しているか不明
「recruit@●●●●」や「jinji@●●●●」といった、個人用ではないメールアドレスは、頻繁にチェックしている企業もあれば、ほぼ放置といった企業もあります。勇気を出してメールしたのに全くリアクションがない…なんてことも考えられます。
求人募集していないケースがある
企業が転職サイトなどに掲載する場合、「うちの企業は今募集しているんだな」と社内で共通認識が持たれているので、問い合わせや応募に対しスムーズに対応してもらえることがほとんどです。
一方、企業ホームページの場合、前述の通り、採用情報が放置されていることもあるので、企業ホームページに採用情報があるからと言って、必ず募集しているとは限りません。いきなり「応募したいのですが…」と電話をしたら、「今は募集していません」と断られるケースすらあるでしょう。
ハローワークからの応募も可
ハローワークは厚生労働省が管轄する公的な機関で、全国に設置されています。求人の紹介を行ってくれるほか、雇用保険(いわゆる失業給付)の手続きや個別相談、セミナー等も実施されています。
転職者は無料で利用でき、 企業も無料で求人票を掲載することができます。転職サイトと募集内容が同様の場合、ハローワーク経由でも支障はありません。 いや、ハローワーク経由の方が企業にとっては喜ばれるかも。
ハローワーク単独での転職活動はおすすめしていません!
ハローワーク経由で採用すると企業にお金が入る!?
ハローワークでは転職者に対しての失業給付だけでなく、ハローワーク経由で採用をした企業に対しても、一定の条件の下、助成金を支給しています。
そのため、求人票の掲載が途切れて助成金の対象外にならないよう、長い期間、掲載を続けている企業も多いようです。
ちなみに、掲載内容を変えない場合、企業は約3ヶ月ごとの簡単な更新手続きを行うのみで、求人票を出し続けることができます。
こう書くと、ハローワークからの応募が好ましく聞こえちゃいますが、あくまでも、転職サイトと同じ条件の求人を発見した場合にはハローワークはいいかもねって話です。
ハローワーク中心の転職活動はブラック企業に遭遇するリスクが高いため、これを理由にハローワークで転職活動を進める事はハイリスクです。
迷わず転職サイトを中心に活動するようにして下さい。