転職サイトには繁忙期や閑散期があります。繁忙期が求人の多い時期とも言えますので、このタイミングで転職すれば希望の会社に会える確率が高くなります。今回は、そんな転職サイトのシーズン毎の求人数について紹介していきます。
転職するなら3月、6月、9月、12月が良い!
転職サイトの繁忙期っていつ?
転職サイトの繁忙期には、決算月や営業サイクルが大いに関係しています。転職サイトも商売ですので、そこは否めません。
転職サイトによって、違いはありますが、 3月決算の転職サイト運営会社を例にとって見てみましょう。
3月決算の会社の場合
最も忙しいのは 年度決算である3月です。次に半期決算の9月。それから四半期決算の6月、12月。
毎月のサイクルだと月末が〆のことが多いので、やはり月末に件数が増える傾向にあります。あわせて、決算前に予算を使い切りたい、などの理由から、9月や3月に求人広告にかけるお金を増やすことがあります。
つまり、 3月、6月、9月、12月と、毎月の月末付近が転職サイトの追い込みシーズンというわけです。
転職サイトに掲載されるまでは、打ち合わせから原稿制作まで、少なくとも一週間近くは必要なので、それぞれの翌月初旬あたりまでが転職サイトの繁忙期と言えるでしょう。
転職サイトの閑散期っていつ?
一方、転職サイトの閑散期には、賞与や大型連休、年度始めが大きく影響します。まず、賞与シーズンについてですが、 「賞与をもらってから退職する」と考える人は、今も昔も多いもの。
そのため、この時期は転職者が動きにくいとされています。賞与の時期を避けて求人を出す会社もあるようです。
大型連休については「連休中こそ転職者が動く!」と考える会社と「連休中に転職活動なんてしないでしょ?」と考える会社に分かれますが、応募があっても対応できない可能性があるため、避ける会社も少なくありません。
その他には、新年1月や年度始めの4月などは、新卒入社や部署異動、社内研修など、人事担当者が忙しい時期でもあるので、転職サイトも、年度末などに比べると積極的に営業をかけない傾向があります。
会社が忙しい時は求人が少ない傾向
このように、 賞与シーズンや大型連休、4月、1月などが転職サイトの閑散期と言えます。
誤解されやすいのですが、 閑散期とは、求人件数が比較的落ち込みやすい時期、というだけで、その「求人の質」が下がるわけではありません。
決算月が違う会社もありますし、大型連休が関係しない会社もあります。
加えて、転職サイトは、年間を通して求人件数を保てるよう、掲載期間の延長や、特集の設置、サービス企画など、様々な施策を打つことで、この閑散期に対応しています。
おすすめの時期ってあるの?
これまで、転職サイトの繁忙期や閑散期について見てきましたが、転職サイトを使うにあたって、 おすすめの時期を強いて挙げるとすればやはり3月(年度末)でしょう。
前述の通り、年度末は予算を使い切りたい会社が、急に求人広告を出すことがあります。
しかも、 年度末の間際に予算が余っている、募集する余力があるというのは、注目したいポイントの一つとも言えます。大手や人気企業が動くこともあるので、チェックしてみることをおすすめします。
目指せ!4月入社
また、多くの会社が3月決算のため、この時期に応募した場合、4月入社出来る可能性もアップします。
4月入社は、新卒と一緒に研修を受けることが出来たり、人事異動やシステムの切り替えなどがあったりもするので、オリエンテーションや説明会が実施されることも少なくありません。
一人ぽつんと入社するよりは、早くに馴染みやすいかもしれませんね。
とは言っても、4月まで転職を延ばすと、タイミングを逃す人もいると思いますので、あくまでも転職の理想形として記憶に留めておく程度にしておきましょう。
転職のタイミングをずらすと良い事あるかも
現在、転職を考えている人に中には、今すぐにでも転職したい人もいれば、そのうち良い会社が見つかれば…というのんびり派もいるでしょう。
今すぐに転職したいけど、なかなかいい会社が見つからな、という人は、ほんの少しだけ時期をずらすことで、良い会社が見つ事があります。
そしてもし、後者ののんびり派だったら、その後の転職活動も視野に入れて、退職する時期を考えましょう。その際に、こういったシーズンごとの特徴を知っていると便利ですよ。