転職サイトの良い求人と悪い求人の見極め方

転職サイトで、「どの求人も良いことばっかり書いてある」「あてにならない」と思っている人や「入社したら求人と違った」と嘆いている人が結構多いようですね。

どうやったら、良い求人を見つけられるのか、それは転職者にとって重要なテーマの一つでしょう。 

今回は、良い求人の特徴について紹介します。

今回は元転職サイトのライターさんにインタビューしながら書いてます

目次

1人に訴えかける求人が良い求人

求人というのは、飲食店のクーポン情報サイトのように、たくさん人が集まれば良いわけではありません。

企業にとって応募者が多いことは確かに嬉しいことですが、100人集めることより、

条件の合う「たった1人」に入社してもらいたいのです。長く活躍してもらうことが、求人の目指すゴールなのです。

求人はよく「ラブレター」に例えられたりもします。まさに恋愛と似ていて、自分が好きでもない大勢の人にモテたところで、嬉しいような、嬉しくないような、ですよね。

それよりも、大好きなたった1人の人に、自分を好きになってほしい。これはまさしく求人の形そのもの。

つまり、「良い求人」とは、

  1. 狙ったターゲットが応募してくれるもの
  2. 内容が誠実に書かれていて実態とのギャップが少ない
  3. ①、②の結果、離職率が低い

となります。

必ずしも、お給料の高い会社や、制度が整っている会社とは限りません。

恋愛と同じように、人と会社の相性がバッチリ合っていると、長く続けられます。

そして、能力も発揮しやすいので、結果としてお給料アップしたりと、転職者にとっても、プラスに働く可能性が高いのです。

良い求人は応募資格と募集の背景から判断出来る

良い求人と判断するポイントは、応募資格と募集の背景です。

全体的な雰囲気や言い回し、写真の使い方などでも判断出来ますがこれが重要。

応募資格でチェックするポイント

スキルやタイプ(性格や志向)が具体的に書かれているかどうかをチェックします。

例1:Excelのスキル

よくある求人の記載例 基本的なExcel操作が出来る人 良い求人の記載例 ・四則計算やグラフの作成が出来る人
・関数やマクロは入社後に覚えて下さい

例2:タイプ(性格や志向)について

よくある求人の記載例 コミュニケーション能力に自信がある人 良い求人の記載例 ・人前で話すのがさほど苦ではない人 ・じっとしているより動く方が好きな人 ・自分から挨拶するタイプの人

募集の背景でチェックするポイント

もう一つのポイントである募集の背景は、

  • 今回このタイミングで募集するのはなぜか?
  • 何人募集するのか?

を明確に書いているかどうかを確認します。

よくある求人の記載例

業績好調のため募集します! 良い求人の記載例 現在、事務スタッフは30代半ばの女性が1名。
売上UPに伴い営業スタッフが増えたこともあり1名募集いたします。

この文章には、募集の理由の他にも、一緒に働くスタッフが30代半ばの女性だということまで入っています。このように、一緒に働く人や、指導する人、入社後をイメージできる求人は良い求人と言えます。

悪い求人ってどんなの?

その会社のカラーや担当者の方針もあるので一概には言えませんが、ミスマッチが生じやすい求人は悪い求人です。

例えば、年収例や月収例、稼げることばかりをやたらと推しているものや、入社数か月後に給与システムが変わる求人です。

良い求人と比較して、離職率が高かったり、入社後にトラブルになったりと問題が多くなるのが一般的です。

また、応募資格に「年齢不問」と書いてあるにも関わらず、「20代男性が多数活躍中!」などとあるものは、名目上は年齢不問でも、本音では20代の男性を求めている傾向があります。

これも誠実だとは思えないため、あまり好まれません。  

 良い求人を見付けるには「多く読む」だけでなく「深く読む」ことが大事!

転職サイトには、常に数多くの求人が出されています。

PCやスマホで閲覧すると、本などの紙媒体を読む時と比較して、数多く読むことは出来ても深く読み込むのは難しくなると言われています。

多くの求人を比較検討することは、非常に大切なことです。ただし、応募資格や募集の背景だけでも、少しだけ時間をかけてじっくり読んでみることをおすすめします。

そして「これは私に向けた求人なんじゃないの!?」という求人が見付かれば、それはきっとあなたにとっての優良求人です。

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