大企業への転職は無理でも中小・ベンチャー企業は相性次第でなんとかなる

転職サイトを眺めていると色んな企業がありますよね。

今回は大企業、中小企業、ベンチャー企業の採用担当が「中途採用をどう捉えているのか」を紹介します。

欲しい人材とあなたの特徴がマッチしているところは要チェック。

 

おっちゃんはどんな企業が好き?

 

お給料は大企業ぐらいで、まったりできるとこ!

目次

大企業は「いい人がいれば採る、いなければ採らない」というスタンス

世間が売り手市場と騒がれようが、大企業にいつでも買い手市場です。

というのも、必死に募集をかけなくても人が勝手に集まるのが大企業。 転職サイトのトップページに「有名企業の求人もあります!」という感じで、大企業がいくつも名を連ねているのを見たことがあります。

あれらは転職サイト側から大企業側に「お願い」という形で、 無料で求人広告を掲載している、いわば「客寄せパンダ」的な広告だったりもします。

もちろん、掲載している大企業が採用活動をしていないわけではありませんのでご安心ください。

大企業の求人への応募数は非常に多いが採用数はごく僅か

そして、大企業が求人を出すと、1回の掲載で1,000件以上の応募がくることは珍しくありません。

実際に採用する人数は1,2名という企業が多く、 「緊急で人が欲しいわけではないけれど、良い人が見つかれば採用したい」というスタンスです。

採用されるのはなかなかハードルが高い。 ただし一言で大企業と言っても、外資系の場合はまた少し事情が違います。

外資系の大企業ですと、人の入れ替わりが激しい分、人手不足に悩んでいることも多いのです。 中小、ベンチャー企業から大きな企業に転職したい方は、外資系企業に挑戦するのもいいでしょう。

 

日本の大手企業への転職はまだまだ大変そうだね。おっちゃん外資系行ったら?

 

アイドンットスピークほにゃらら

中小企業は学歴にこだわらないが経験重視

中小企業は、有名大学出身でも職種未経験を採用するくらいなら、高卒で職種経験者を採用する傾向が強い。経験重視な企業が結構あります。

組織が大企業よりも小さい分、教育体制が整備されていないことも少なくありません。地頭がいい人に手取り足取り教えるよりも、 同じような業界で同じような仕事をしてきた人、いわば即戦力になる人を求める傾向にあります。

そして、1次面接から社長が登場するのも中小企業ではよくあること。採用活動も社長が自ら指揮を執っていたりします。

また、中小企業だと一般社員でも社長と直接関わる機会が多いため、「社長と気が合いそうかどうか」なども選考時に見られています。

中小企業相手の面接では無理に自分を作ろうとせず、自然体で臨んだ方が、入社後に「やっぱり相性がよくない」と後悔することもなくなります。  

 

おっちゃんは中小企業向きかな~

 

しゃちょーさいこ!しゃちょー!って連呼しとけば良いんかな

ベンチャー企業は同じ目標に向かって頑張れる人を探している

大企業や中小企業と比較して、 最も求職者の人柄を見てくるのはベンチャー企業です。

  • 「企業のやりたいことと本人のやりたいことが同じ方を向いている人がほしい」
  • 「経験が浅くても、会社の温度感と本人の温度感が近ければいい」

ベンチャー企業の採用担当を取材していると、しばしばこんなことを言われます。ベンチャー企業は少人数で仕事をしている場合がほとんどです。

そのため、 会社の雰囲気、温度感にマッチし、1日でも早く同じ仲間として馴染んでくれる人材を欲している場合が多いようです。  

ベンチャー起業では自分の考えも大切!

周りの意見に合わせるだけじゃなく、自分の考えを言える人がほしい

という要望も、ベンチャー企業の採用担当や経営者からはよく聞かれる言葉です。

自分の考えを言えること自体、どのような会社に勤めていても大事なことですが、ベンチャー企業のような、成長性、革新性を重視する環境では必要不可欠と言えます。

転職サイトに掲載する広告を制作する際も、「もっとこうしてみたい」「こんなことを載せたい」と企業側から提案をしてくる事も多いそうです。

実際に転職サイトを見ていても、従来の広告とは一線を画する ユニークな見せ方をしているのはベンチャー企業の場合が多いですよね。

大企業には見向きもされなかったアイデアでも、ベンチャー企業なら快諾してくれるので、広告制作側も楽しく広告を作っているようですよ。

また、一風変わった求人広告は、「こういうクリエイティブな広告が響く、面白い人材を求めています」という裏メッセージでもあります。

 

ユニークだと?これは放っとけないな

 

おっちゃんベンチャー系だったか!?

中小企業、ベンチャー企業は相性が大事だね

どうしても大企業の募集に目が行きがちですが、転職サイトには、日々たくさんの中小・ベンチャー企業の求人が掲載されます。

比較的規模が小さい会社ですと、1次面接から社長と1対1で話ができ、選考がスピーディに進みます。

とはいえ相手が社長だと緊張するもの。どう対策すればいいのでしょう。

中小・ベンチャー企業の求人広告は社長が作っている?

ある程度規模の大きい会社であれば、組織の中に人事部が存在し、そこには新卒採用や中途採用を担当する社員がいます。

かたや中小・ベンチャー企業ですと、人数の少ない組織である場合が大半ですので、人事部が無い代わりに、 人材採用、育成に関する業務を全て社長が担当していることも多いのです。

特に、会社名に一族の名字がつくような、家族経営でやっている中小企業であれば9割方、 社長=採用担当と言っても過言ではありません。

ということは、転職サイトで皆さんがご覧になっている求人広告も、社長と転職サービス側の制作担当者で打ち合わせをしながら作ったものになります。  

書類選考をするのも社長、面接を担当するのも社長

規模の小さな会社の社長にとって、 新しい社員は新しい家族のようなもの。転職サイトから応募が入ると、1人1人の履歴書、職務経歴書をじっくりと見て、面接でどんなことを聞こうか考える方が多いです。 

「社長なのにそんな暇あるの?」と思われそうですが、 そもそも中小企業・ベンチャー企業にくる応募って少ないんです。

大企業には1日100人以上の応募が平気で届きます。一方、中小企業への応募は多くて1週間に10人程度。

マイナーな業界であればある程、応募者数は少なくなります。1ヶ月間広告を掲載して3,4人しか集まらない、ということもざらです。

その分、 社長は面接に来た求職者とはしっかり向き合って話をしたいと考えています。では、どんな風に対策をして面接にのぞめばいいのか、求人広告を制作する際のやりとりで見えてきた、社長面接の対策方法を3つ紹介します。  

募集内容、仕事内容は読み込んでおく!

先ほども書いたとおり、1次面接が社長面接という会社は、求人広告に関する部分、 書類選考にも社長自身が深く関わっています。

そのため、あなたが応募した求人の掲載内容は何度も読み込んでおいて下さい。特に、 

  • 仕事内容でやりがいにつながりそうな部分
  • 自分が挑戦してみたいこととの共通点
  • 社長からのメッセージ

などについては、転職サイトに記載されている文章も加味しつつ 「こんなところが自分に合っていると思いました」と、志望動機を語れるようにしましょう。

「ウチの会社についてよく研究してくれてるな!」と好印象を与えることができますので、会話も自然と弾みます。  

自然体でのぞむ!

身だしなみ、挨拶は最低限マナーとして守るのはもちろんですが、 変に自分をよく見せようとする必要はありません。

今後もこの環境でやっていけそうか、を確かめるためにも、自然体でのぞみましょう。 というのも、少人数の会社の場合、組織の中で個々の存在がとても大きなものになり、チームワークや相性が重要になってきます。

そのため、社長が面接で気にするのは 「この人がウチの会社に合うかどうか」だったりします。 ここで 普段の自分とかけ離れた面接用の自分を演じてしまうと大変です。

もし採用されたら、面接時そのままの印象が社長から社員に伝わってしまい、会社生活が息苦しいものになります。

社長側としても、自然体でその人を確かめたいと考えていますので、「ちょっと人生の先輩とお話する」ような感覚でのぞんだ方が今後のためにもいいでしょう。  

質問した時の社長の態度をチェック

面接中に社長の口からよくわからない専門用語が出てきた場合、 知ったかぶりは厳禁です。

経営者の立場に立つ人たちは、大体知ったかぶりを見破ってきます。

「勉強不足で申し訳ありませんが、今の◯◯という言葉、どういった意味か教えていただけますか?」と素直に聞く(というか教えて下さい、の姿勢を見せる)方が無難です。

あえてこういった質問を投げかけることで、 社長の対応を試すのもアリです。

「◯◯っていうのはね、~~で××で」と丁寧に教えてくれる場合もあれば、「そのくらい常識じゃないか」と嫌な顔をされる場合もあるかと思います。

丁寧に教えてもらえれば志望度が上がりますよね。もし嫌な顔をされたら「この会社は辞めとこう」と思えばいいだけです。

中小企業、ベンチャー企業の場合は、社長相手の面接だからといってかしこまる必要はありません。

社長との面接は、 自分と会社との相性をチェックする場でもありますので、話す内容は万全に対策しつつ、面接時はリラックスしてのぞみましょう。

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