中途入社の転職組が新卒に比べて損する事

今勤務している会社を辞めて、新しい会社に転職するのはなかなか勇気のいることだと思います。

また、会社によっては、社会人経験年数が同じであっても、新卒入社組と中途入社組で待遇やキャリアアップに違いがある場合も。

具体的にどんな違いがあるのかを3つピックアップして紹介します。

目次

中途入社は給与で損をする

給与で損してる?

全員が同じ初任給でスタートした新入社員とは打って変わって、中途社員の給与のスタートラインはバラバラ。

実務経験の度合いや採用ポジションに、または人事との内定後の交渉で左右されることがほとんどです。

例え、似たような経験・スキルを持っていても、中途入社社員同士で差があったり、 社会人経験の年数が同じ新卒社員より2~3割近く低い場合だって有り得ます。  

新卒入社組の方が給与が高い?

例えば、2010年入社の新卒採用社員が一律同じ給与でスタートし、入社7年目を迎えたタイミングで、同じく社会人7年目の中途社員が入ってきたとします。

管理職や役員から見ても、長く手塩にかけてきた 新卒社員の方が最近入った中途社員よりもかわいく思えるもの。

良くも悪くも、よそから入ってきた社員として色眼鏡で見られがちです。  

そこで同年代のはえぬき社員に引けを取らないスキルや、前職で彼らよりもたくさんの経験を積んできたことがアピールできれば昇給も期待できるかもしれませんが、こういった厚遇は稀なケースであることを頭の片隅に入れておく必要があります。  

中途入社は給与の交渉を注意しよう

また、今まで務めていた 会社の給与に不満があり、今回採用された会社に既にそのことを伝えていた場合も注意が必要です。

志望動機で「募集要項を見たら今よりも高い給与がもらえると思ったので」といった話をした場合、「この人はあそこに掲載した低めの給与でもしっかり働いてくれるんだな」と都合よく扱われてしまう可能性があります。  

その後、「前職で◯◯万円くらい貰えていたのなら、うちではその給与プラス1万円でスタートしましょう」といった給与交渉で人事と話がまとまったとします。

本人にとっては前職よりも給与アップで嬉しい話です。

しかし、「◯◯万円プラス1万円」が他の社員と比較して少ない場合はいくらでもあります。  

研修制度は新入社員の方が効果的に受ける事が出来る

研修で損してる?

あなたも新卒で入社した会社では、はじめに同期の仲間と一緒に研修を受けたのではないでしょうか。

新卒入社の社員には初年度から入社数年後まで、定期的にきめ細やかな集合研修があります。  

一方、 中途入社の場合には会社の概要や所属部門のあらましなど最低限のものしか用意されていないことが多いです。

研修自体存在せずいきなりOJTから始まる場合だってあるでしょう。

新入社員時に受けるような基本的なテストを中途入社の立場で受けさせられて、こちらは経験者として採用されたつもりなのになんだか惨めな思いをした、という人もいます。  

新卒は同期入社の繋がりが活かせる

また、大企業のグループ会社などでは、新入社員研修を大企業と合同で行う場合もあり、企業グループ全体で同期入社の仲間とつながりを持つチャンスが用意されています。

研修が終わった後も、実務上の関わりや、労働組合のイベント、企業間の出向などでそのつながりを活かすことが出来ます。

しかし、中途入社の場合は自分が所属している会社の中の人としか基本的に関わりようがありません。

このように、人間関係の構築に際しては多少中途社員が不利ではあります。  

中途入社は出世スピードで損をする

出世で損してる?

中途社員よりも生え抜きの社員の方が出世しやすい、と聴いたことがある方もいるのではないでしょうか。

新卒で入社した生え抜き社員を重宝するのは、新卒を毎年数十名~数百名採用するような大企業にありがちな傾向です。  

社会人経験の年数が同じであっても、新入社員時代から在籍している分、顔が広く社内政治でも有利な部分は否めません。

また、これも大企業に顕著ですが、 昇給、昇格などの制度がしっかり確立しているあまり、どんなに頑張って優秀な成績やすばらしい評価を得たとしても入社年度に苦しめられるケースも。  

例えば、最初は大卒3年目社員と同じ等級で2年間昇給なし、主任職からマネージャー職になるためには勤続10年以上必要、など、何かと年数で制約される場合があります。

出世はプライドやステータスもさることながら、何より給与に直接関わる話です。  

入社後に出世のことで嫌な思いをしたり、上司や会社相手に揉めたりするのは面倒ですし、せっかく転職したのにこれなら前の会社を続けてたほうが…と後悔しかねません。

人事の評価制度や管理職登用制度などに関しては、入社前にしっかり確認しておきましょう。  

 

中途社員が新卒社員より後回しにされがちな例は、意外と多くあります。当サイトでおすすめしている転職サイトや転職エージェントを活用し、あなたを正当に評価・採用してくれる企業を見付けましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次