転職サイトの求人情報にこれが書いてあったらブラック企業を疑おう!

転職サイトの求人情報は、企業の特色が色濃く出る部分。

そのPR部分にもし今回ご紹介するキーワードがあったら要注意!

もしかしたらブラック企業かもしれません!

普段よく目にするキーワードがたくさん出てくるので、驚かれる方も多いのではないでしょうか?

入社してから後悔…なんてことにならないよう、PRされている内容について、具体的なキーワードとともに、見方のコツを解説していきます。

 

「稼げます!」「高収入ゲット!」のように給与をPRしている求人

現在の給与が不満で転職を考える人は少なくありません。

そんな人にとってこのキーワードは非常に魅力的ですよね。

でも、このようなお金にまつわるキーワードは、最も注意したいところです。

「なぜ稼げるのか?」「なぜ相場よりも給与が高いのか?」きちんと説明している、根拠が書いてある場合は、全く問題ありませんが、ただ単に、稼げることだけを目立たせている場合は、残業の有無や、休日、仕事内容を再チェックしましょう。

また、「成績のよい人だけが高収入」、というケースもあります。

いわゆる「インセンティブ」制度です。

全員が一律にもらえる給与かどうかも、あわせて確認しておきましょう。

実際に求人を検索した結果、ほとんどが不動産関連の営業職です。歩合制で成果次第という事でしょう。

ブラックとは言いきりませんが、いきなり携帯電話にかかってくる、不動産投資の勧誘電話。ああいうお仕事も含まれるでしょう。

 

実際にあった不動産営業の高待遇求人

転職サイト関係者からの情報です。

不動産関係の営業職の募集をしている会社の事例です。前回も同じ転職サイトで営業職を募集していましたが、採用した人が半年ほどで辞めてしまったため、また新たに募集をかける事になりました。

取材の際、「前回の募集では未経験でも月給25万スタートだったが、今回は未経験月給27万スタート、しかもノルマ無しとして掲載してほしい」とのお話がありました。

確かに、月給27万円なら前回以上に注目が集まる。

しかし未経験の求職者を相手にあまり高い給与を示すことはマイナスに働く場合もあります。

「一体どれだけ体当たりな営業活動をさせられるんだ」と、求職者を不安にさせるおそれがあるからです。

飛び込み営業やテレアポ地獄であれば、応募は集まりません。

 

仕事内容は過酷!ノルマはないが給料減っちゃうよ

そこで採用担当者に営業活動の方法について確認したところ、やはり予想通り1軒1軒住宅街を回ったり、電話をかけ続けるなどの営業活動がメインとのこと。

営業方法の部分は求人広告上にそこまで詳しくは書けなさそうです。

さらに、「ノルマ無し」については、「ノルマは設定しないが、新規開拓の件数で給与にインセンティブが入る。お客さんが増やせない社員は月給20万円ぐらい」との話。

今回募集する中途社員については月給27万円を保証するが、その先はどこかのタイミングで月給20万円前後+歩合給になるかもしれないしとのことで言葉を濁されました。

最終的に、転職サイト上の給与欄には「未経験でも月給27万円でスタート!ノルマ無し!」と記載するしかありませんでした。  

この話は恐怖だね。

 

「大量募集」「一斉募集」など募集人数をPRしている求人

このキーワードを見つけたら、まず従業員数を確認しましょう。従業員数に対し、募集人数の方が多い場合は要注意です。

前述の「高収入」と同様、これも「大量募集」の理由が明確に分かれば、もちろん問題はありません。

ただ、このキーワードを連発している企業は、離職率が高いところも見受けられます。

また、入社しても、先輩社員が少ないと十分な教育が受けられない可能性もあります。企業の規模に見合う募集人数か、必ずチェックしましょう。 

実際に求人を検索した結果

それほどたくさんの求人はありませんでしたが、介護、空港関連、工場勤務等がありました。

理由として「需要が増えているため」といった説明の他、定着率も記載しているところもあり、ブラック企業と思われない工夫はされている印象です。

 

「ほぼ採用」「採用率●%」など採用されやすさをPRしている求人

このように、採用ハードルの低さをウリにしている場合も要注意です。

このキーワードを使用している企業は、本当に採用はするものの、離職率が高いケースも多々。ほぼ採用するということは、裏を返せば「誰でも入社OK!」ということ。

どんな仕事内容なのか、きちんと確認しておく必要があるでしょう。

入社するまではよかったけど、その後はほったらかし…、なんてこともあり得るので、入社後の研修やキャリアアップも、しっかり見ておきましょう。 

実際に求人を検索した結果

就業経験なしでもほぼ採用、スマホで面接可能といった求人もありますね。ブラック企業かは不明ですがどうなんだろう。

 

「アットホーム」「みんな仲良し」など社風をPRしている求人

一見よさそうに見えるキーワードですが、やたらと社風や人間関係ばかりを強調している場合、他にウリがないケースも考えられます。

求人広告を作るにあたり、企業を取材して、どうにもネタがない時、よく使われるキーワードです。

併せて、若手社員のにっこり笑った写真や、飲み会の写真なども、ネタ不足の時のお約束です。

ただし、こういった企業の中には、定着率が非常に高く、本当に社員を大事にしている企業も、まれに見かけます。

その場合、「久々の募集」とか、「産休のため欠員募集」など、募集理由が明確なことが多いようです。 

実際に求人を検索した結果

社員のニッコリ写真は結構多い。
これ指名された社員、絶対イヤだっただろうな・・・。
アットホーム系は土日祝日に会社行事を頻繁に行うところもあるようなので、そういった事がイヤな人は意識はしておこう。

 

実際にあったアットホーム風な会社

転職サイト関係者からの情報です。

Webデザインやイベント企画などの事業を運営しているベンチャー企業。

社員は20人に満たない程度で、社長は30歳前後で社員はほぼ全員が20代という組織でした。

かなりイケイケな社風で、社長も社員も和気あいあい(というか学生のノリが抜けない感じ)といった雰囲気で仕事をしている様子が伝わってきました。

社長に対する取材の中で、最近業績が上がってきて土日出勤しなきゃ会社が回らないといった話になりました。

 

好きで会社に集まってるんだよ!だから給料は出ないよ!

「土日出勤はみんな好きで会社に集まっている感じです。なので、土日分の給料は出してません」という話が衝撃的でした。

社長からしたら、社員が勝手に会社に集い、事業拡大に向けて頑張っているように見えているのでしょう。

しかも社員有志、ではなく全員だというから驚きです。また、平日だと外出しているメンバーも多く集まりにくいため、社内の打ち合わせは土曜日にやることが多いとのこと。

それは完全に業務であり、給料が発生しなきゃおかしい状況ですよね。

試しに企業のクチコミをネット上で調べてみたところ 「あまりにも業務が多すぎて休日返上で出社していましたが、給与は発生しませんでした。」という1年前の投稿を見つけました。

社長にもぜひクチコミを見てほしいと思わずにはいられません。

転職サイト上にブラックな事実を書くこともできず、

「休日も社員で集まることが多いほど、アットホームな組織」とだけ表現しました。  

 

写真がイメージ画像

キーワードではありませんが、番外編として、これも注意したいポイントです。

前述の「社風」と同様、企業としてのウリがないケースや、もっとひどい場合は、出せる写真がないケースもあります。

例えば社内が汚い、雰囲気がよくない場合、企業があるエリアの街写真、仕事風景のイメージ画像などが使われることも。

また、イメージ画像は、いわゆるフリー素材などから使われており、背景が真っ白でモデルがデスクに座ってPCを触っていたり、ガッツポーズをしていたりといった汎用的なものです。あまりに綺麗すぎるので、比較的見つけやすいと思います。

 

ブラック企業と思ったら理由を必ずチェックしよう!

どのキーワードにも共通することですが、どれも転職者にとって魅力的な内容ですし、それをPRすること自体は、全く問題ありません。

重要なのは、なぜ?どうして?といった「理由が明確かどうか」です。

なぜ稼げるのか?なぜ大量募集なのか?なぜ採用率が高いのか?キーワードだけに振り回されることなく、その背景を必ずチェックしてみて下さい。

今回ご紹介したキーワードを多発する企業は、入社してみたら求人広告と全く違った、といった入社後ギャップのある企業が多いようです。

大切な時間と労力を費やした転職活動が、無駄にならないよう、注意深く求人広告を「読む」習慣をつけることをおすすめします。

なお、転職エージェントは紹介実績のある企業の情報を把握しています。

離職率の高い企業もチェックしていますので、転職サイトから応募するよりもブラック企業に遭遇する確率は減ります。

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